足立健

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鬱病の女(プロットメモ)

ところでこの街にはやけに偉そうな鬱病の女が一匹居たという。

鬱病の女は一匹いたが、それと愛し合うアスペルガー症候群の男も一匹いた。

二人はいつの間にか番いとなり、恐ろしくぎこちない性行為をしていた。

男の男根は余りにも小さく反面恐ろしいほど硬かったので、いつも女はこの時間を耐え抜いていた。

すると男根を怒らせて歩く虚弱なバンドマンが現れたので、女はバンドマンと番うことにした。

風流な男は女にこのように言った。

「あゝマンコ
お前のマンコは
何色か」

女、そこで返歌

「マンコシェン」

二人は性行為を始めたが、女には生傷が増え、女の顔は鬱病の昏い輝きが爛々と目に宿るばかりとなった。

女は街中で、贅肉を揺らし下卑た顔つきで二千円札に火をつける男を見つけた。次の番いはこの豚とした。

豚は女の菊座を咲かせようと汲々としていたがやがて女の老け込み始めた顔を見てフィリピンへと旅だった。

女、ここで一句。

「あゝマンコ
私のマンコは
美しい」

女は全ての持ち物を捨てて身一つで旅に出ることとした。眼前に開ける山々は果たして、彼女を傷つけた男たちの罪が連なっているようだったが、彼女は気にせず歩き始めた。